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2月2日(土)~3月24日(日) 北斎館 企画展「あら珍しや!!初期役者絵と鳥瞰図」開催



このたび北斎館では2月2日(土)~3月24日(日)の日程で企画展「あら珍しや!!初期役者絵と鳥瞰図」を開催いたします。


北斎が20代だった春朗時代の役者絵。50代の戴斗時代から続く鳥瞰図。ともに北斎が培ってきた画業の一部ですが現存する作品は多くはありません。本展では希少な初期役者絵、鳥瞰図の他にコミカルな鳥羽絵などを展示し、北斎が才能を開花させながら、あらゆる題材に取り組んでいった様子をご紹介します。

葛飾北斎の多彩な絵画人生において、デビュー作となった作品は役者絵でした。安永7(1778)年、19歳で勝川春章に弟子入りした北斎は翌年に「春朗」を名乗り、役者絵を中心にあらゆる注文に応えながら絵師として名を広めてゆきます。
また西洋の技法に着目し、当時としては画期的だった透視図法(遠近法)を用いた浮絵を描くなど、役者絵にとどまることのない、従来の絵師とは異なる習作期を過ごしました。

一方、鳥瞰図は「鳥目絵(とりめえ)」とも呼ばれ、空高く飛ぶ鳥の視点で描かれた作品をいいます。北斎の鳥瞰図は「戴斗(たいと)」の雅号を名乗る文化7(1810)年、51歳ころから描かれはじめ、細やかな描写は当時の北斎の画力が非常に高かったことをうかがわせます。またこれらの作品では広大な範囲を紙面に描ききる卓越した画技と固定観念にとらわれない自由な発想力が発揮されています。この大胆な構図は、のちの「冨嶽三十六景」を代表する風景画に活かされていくことになります。

画狂人北斎へと通じる過程。その一端をどうぞご覧ください。


企画展「あら珍しや!!初期役者絵と鳥瞰図」
◆会期:2月2日(土)~3月24日(日)
◆開館時間:午前9時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
◆入館料:大人1,000円、高校生700円、中学生以下無料
お問合せ先:北斎館 ℡026-247-5206