中町交差点が町の入口。ここから国道403号線に沿って北斎館に行くまでが表通り。老舗栗菓子店をはじめ人気のカフェ、飲食店、土産物店、美術館などが並びます。
通りの両側のお店をあちこち覗きながら、ゆっくりと散策するのがおすすめ。
中町交差点の角にある「かんてんぱぱショップ小布施店」「桜井甘精堂泉石亭」はオープンガーデンをしていて四季折々の花が出迎えます。
北信濃きっての豪農商の髙井家の11代目当主・髙井鴻山。江戸での遊学中に出会ったご縁で、葛飾北斎は鴻山を訪ねて4回小布施にやって来ます。その都度、衣食住をはじめ中国から絵の具を取り寄せたり、絵の発注をしたり何かと面倒を見ました。学問思想にも情熱を傾け、佐久間象山をはじめ当時の日本史を彩った文人墨客との交流も深かった。北斎が使っていたと言われる部屋も残っています。
浮世絵師・葛飾北斎の肉筆画を集めた美術館。昭和51年(1976年)に開館しました。
世界に誇る祭屋台天井絵「男浪・女浪」「龍・鳳凰」は北斎晩年の最高傑作として知られています。企画展示室は年に4回展示替えがあるので、何度訪れても北斎の魅力を堪能できます。Tシャツやトートバックなどオリジナルグッズも充実しています。
一見、石畳に見えるこの路地、実は栗の木の木レンガが舗道に敷き詰められています。静かで落ち着いた佇まいは、ここを散策する人の気持ちを癒してくれます。
石畳が敷かれた静かな路地。中町小径から通り抜けができる松葉屋本店の手前あたりに、発見できたらハッピーなことが起きる⁉ と噂のハートマークが2か所隠されているので、ぜひ見つけてみてくださいね。
通りを抜けると最後は地酒の蔵元「松葉屋本店」の裏手に突き当たります。
創業は江戸時代という老舗の酒蔵。銘柄は「北信流」と「本吉乃川」、純米大吟醸をはじめ純米吟醸、生酒など様々。試飲はカウンターで立ち飲みで(有料)。おちょこ片手に、お店の方とお酒の特長を教えてもらいながら談笑できるのも、この酒蔵ならではの楽しみ方。 またオープンガーデンもやっていて、店表からレンガの煙突の脇を通って中町小径へ通り抜けができるようになっています。中心エリアを回遊できるようにとご主人の粋な計らいが光ります。